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▼新刊でツタンカーメンの新説が登場！
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新刊「ツタンカーメンと出エジプトの謎」
アンドルー・コリンズ、クリス・オージルヴィー・ヘラルド著　
伊藤はるみ訳　原書房
2800円（税別）

【EPISODE:出エジプト】
預言者モーセがユダヤ人を率いてエジプトから脱出した、「旧約聖書」の出エジプトの物語はご存じだろう。

聖書では、ユダヤ人は元々エジプト人とは別の神を信じていたことになっている。しかし、現在のキリスト教・イスラム教のもとになったものすごい存在である一神教は、本当にユダヤ人だけの発想で生まれたものなのだろうか・・・？

そんなふうに思った人が目をつけたのが、宗教改革を行ったファラオ、アクナトンが打ち立てたアテン神の一神教。モーゼたちユダヤ人の宗教は、アクナトンの宗教に影響を受けて出来上がったものだというのである。

これはなぜか精神分析医のフロイトも唱えている説なのだが、今回の本ではここにツタンカーメンがからんで、さながら古代エジプト史のオールスター戦に。ここにアトランティスをからませる離れ業もあるのだが、これについては下記をどうぞ。

⇒アクナトンの宗教改革の謎が解けた!?
消されたファラオ―エジプト・ミステリーツアー
グレアム・フィリップス著、匝瑳 玲子訳、
朝日新聞社刊、2400円（税別）

【CALENDAR】
▼リビアから古代の壁画をリポート！
TBS世界・ふしぎ発見！「サハラに眠る大画廊の謎」
2/28(土)21:00〜21:54
▼講演会「アンデスの祭り」鈴木智子
3/3（水）18:00〜20:50　東京ウィメンズプラザにて
無料　申込締切2/27(金）
http://www.peru-japan.org/Anews.html
▼新刊「ジャガイモとインカ帝国」
山本紀夫著、東京大学出版会、4200円（税別）
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