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■特番「吉村作治の太陽の船復活」12/20(日)放送!
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●TV「吉村作治の太陽の船復活」
TBS系12/20(日)14:00〜15:30
ギザのピラミッドのすぐそばに眠っている「太陽の船」。いよいよ発掘作業に入るようです。これから日本のテレビでその経過を刻々と見ることができたらおもしろいですね。

【CALENDAR】 2009年12月16日(水)〜12月23日(水)
▼TV「THE世界遺産2009年総集編」
TBS系12/20日18:00〜18:30
2009年に取材した43個所がすべて登場!まさに総集編です。

▼中国の兵馬俑を特集!
National Geographic 1月号(英語版) 発売中
http://ngm.nationalgeographic.com/2010/01/chinese-afterlife/hessler-text/1
中国の"死後の世界"に焦点を当てています。

▼新刊「とんぼの本 ローマ古代散歩」
小森谷慶子・小森谷賢二著、新潮社刊、1575円

▼新刊「ビジュアル版吉村作治の古代エジプト文明第1巻ピラミッドの誕生」
吉村作治・岩出まゆみ著、汐文社刊、2310円
この後第2巻、第3巻と続きそうです。

【EPISODE:太陽の船】
エジプトのギザのピラミッドのそばには、実はいくつかの「太陽の船」が眠っているとされています。そのうちのひとつは1954年に発見され、復原されて現在ギザの「太陽の船博物館」に展示されています。

エジプトの壁画でよく見かけるような、舳先の長い木造の船で、約43.6メートルの長さ。今、博物館で見るとその堂々たる姿に見とれてしまいますが、実はこの船、発見されたときは、1224ものバラバラの部品になっていました。埋まっているうちに壊れてしまったわけではなく、どうも最初からバラバラになっていたようなのです。

太陽の船は神々やファラオが乗って天空を旅するもので、ファラオが死後に必要とすると考えられたのかもしれません。現世にあったものがいらなくなったから埋めたというわけではなく、組み立てて冥界で使えるようにと、部品をちゃんと納めたのでしょう。43.6メートルもの、壮大な大きさの副葬品というわけです。

ちなみに現代の研究者が約13年かけて、この1224の破片から太陽の船を復原しました。部品はちゃんとそろっていたというわけです。吉村先生たちの掘り出す太陽の船がどのようなものか、とっても楽しみですね!
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メールマガジン「古代遺跡な日々」Vo.328
2009/12/16 *毎週水曜発行
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【エジプト遺跡WalkingガイドVol.5発刊記念】
現地発カイロ・ルクソール・アブ・シンベル最短旅行
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