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■「ポンペイ展 世界遺産 古代ローマ文明の奇跡」来年1月福岡からスタート!
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●展覧会「「ポンペイ展 世界遺産 古代ローマ文明の奇跡」
2010/1/5(火)〜3/7(日)
福岡市博物館にて
http://www.citixcard.co.jp/index.cfm/1,1793,21,24,html
ほぼ数年おきに開催されるポンペイ展。今年もナポリ国立考古学博物館からやってきます!

【CALENDAR】 2009年10月28日(水)〜11月4日(水)
▼新刊「マヤ暦が終わるのは、2011年10月28日だった!」
カール・コールマン博士著、小原大典、白川貴子訳
ヴォイス刊、2100円
マヤ暦の終末論を基にした映画「2011」もあり、これからマヤの話題には目が離せなくなりそうです…!

▼新刊「アンコール・ワットへの道」
石澤良昭著、内山澄夫写真
JTBパブリッシング刊、1785円
上智の石澤先生と、アンコール・ワット写真集を出している内山氏。なかなか贅沢な組み合わせです。

▼日本最古の石器発見?!
月刊誌「ニュートン」12月号発売中!1000円
出雲市の砂原遺跡から発見。約12万年前のものとされ、日本列島における人類の歴史がさらにさかのぼるかもしれないそうです。

【EPISODE:エジプトへの遺物返還】
大英博物館のロゼッタ・ストーン、ベルリンの博物館のネフェルティティの胸像など、エジプト政府は各国にエジプトからの出土品の返還を盛んに求めています。ところが、今のところあまり相手にされていないようで、特にパリのルーヴル美術館の態度に怒ったエジプトは、「フランス隊の発掘中止!フランスの考古学者の講演会はキャンセル!」などと言い出す始末(その後関係は修復されつつあるようですが)。

そんな中、画期的な事件(?)が起こりました。ニューヨークのメトロポリタン美術館が、ニューヨークの美術収集家が持っている出土品が盗品であると知り、わざわざそれを自分たちで買い求め、エジプト政府へ渡したのです。

返還されたのは、中王国時代のアメンエムハト1世というファラオの、ナオス(祠堂)の礎石。元は、ルクソールにあるカルナック神殿の中にあったのが、1902年にはなくなっていることが確認されていたそうです。

これを大々的に宣伝しているのは、どちらかというとエジプトのほうで、「我々のプレッシャーが功を奏した」とアピールしたい様子。礎石は修復後ルクソールで展示されるとのことで、ぜひルクソール博物館かカルナック神殿でお目にかかりたいものです。

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メールマガジン「古代遺跡な日々」Vo.321
2009/10/28 *毎週水曜発行
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★「エジプト遺跡WalkingガイドVol.5」発刊記念
現地発カイロ・ルクソール・アブ・シンベル最短旅行
http://www.kodai-iseki.com/travel/e83EW5special.html