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■「古代カルタゴとローマ展」6月から全国を巡回!
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●展覧会「古代カルタゴとローマ展〜きらめく地中海の至宝〜」
仙台市博物館にて
6月12日(金)〜8月16日(日)
石川、東京、岡山、京都、浜松、宮崎を巡回
http://www.karutago-roma.jp/
チュニジア国立博物館から出品。巨大モザイクも来るそうです。
⇒カルタゴ再発見サイト「カルタゴ物語」もどうぞ!
http://www.st.rim.or.jp/~cycle/CARTHAGE.HTML

【CALENDAR】 2009年5月13日(水)〜5月20日(水)
▼TV「THE 世界遺産 バチカン市国」
TBS系5/17(日)18:00〜18:30
映画「天使と悪魔」公開記念!映画の舞台をたっぷりと見られそうです。

▼新刊「初めての古代エジプト―新王国時代編―」
山花京子著、おろぐちともこ絵、ブリツーソリューション刊、1575円

▼月刊誌「Newton」6月号発売中!
アーキオリポート「邪馬台国の可能性が最も高い遺跡」
ニュートン・プレス刊、1000円

【EPISODE:カルタゴ建国】
カルタゴは一般に、地中海東岸で活躍していたフェニキア人が建てた都市とされています。その昔、フェニキアの都市ティロスの王の子に、ピュグマリオン、エリッサ(またはディド)という兄妹がいました。父王の死後、2人は共同で国を治めることになっていたのですが、兄が妹エリッサを暗殺しようと試みたことから、エリッサは国を脱出。地中海を渡り、今のカルタゴの土地にたどりついたというわけです。

彼女は地元の王に「1頭の牛の皮で覆えるだけの土地を与える」といわれ、牛の皮を細く切って長いひもを作り、それで囲えるだけの土地を得て、カルタゴの基礎となる町を築いたのです。

この話にはおまけがありまして、トロイ戦争でトロイ方の英雄として戦ったアエネイアスは、敗戦後カルタゴに流れ着きました。そこでエリッサと恋に落ちたのですが、アエネイアスにはローマを建国するという使命があったことから、彼女を置いてカルタゴを出ました。エリッサは悲しみのあまり自殺してしまったということなのですが、後に宿敵となるカルタゴとローマの建国者たちは、実は恋人同士だったなんてねえ…。

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メールマガジン「古代遺跡な日々」Vo.304 PC用
2009/5/13 *毎週水曜発行
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▼ネムルト山開山!2泊3日観光
カッパドキア発ネムルト山と聖地シャンルウルファへ
http://www.kodai-iseki.com/travel/t021nemrut_shanl.html