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■新刊「トルコ遺跡Walkingガイド」完成!旅行に持っていきたい1冊
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●新刊「トルコ遺跡Walkingガイド」
古代遺跡な旅デスク編、サイクルズ・カンパニー刊、840円
11月21日発売
http://www.kodai-iseki.com/shop/turkey_iseki.html

イスタンブールの教会やモスク、カッパドキアの地下都市、パムッカレ/ヒエラポリスの遺跡などを詳細に解説したガイドブックです。この冬の旅行シーズンに向けて、ついに完成しました…!

【CALENDAR】 2008年11月12日(水)〜11月19日(水)
▼新刊「謎と不思議の歩き方 世界遺産 迷宮の地図帳」
歴史の謎研究会著、青春出版社刊、500円
古今東西とりまぜて出てくるあたりが楽しめそうです。

▼TV世界・ふしぎ発見!
「あなたの知らない神の祈り!東インド大紀行」
TBS系11/15土21:00〜21:54
ヒンズー教の聖地オリッサを訪ねるそうです。

▼エジプトで4300年前のピラミッドを発見!
サッカラでテティ王の母のピラミッドが見つかったそうです。サッカラは古代のネクロポリスですから、まだまだ何か出てきそうですよね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081112-00000059-jij-ent

【EPISODE:イスタンブール】
トルコと言えばまずはイスタンブール。実は紀元前6500年の新石器時代から人が住んでいた場所で、都市としての歴史が始まったのは、紀元前7世紀にギリシャ人が植民を始めてから。メガラという都市の王がデルフィのアポロン神殿で神託を受けたところ、今のイスタンブールの地に住むようにというお告げがあったのです。

この王はビザスといい、彼の名を取って「ビザンチウム」という名がつけられたのだとか。なお、今イスタンブールには「金角湾」という湾がありますが、「金角」(ゴールデン・ホーン)とは、ビザスの母の名から取ったものです。

ギリシャ人の都市であるからにはアクロポリス、すなわち街の中心となる高台がつきものですが、ビザスの時代にそれがあったのは、今のトピカピ宮殿の場所。あの眺めの良さを考えれば納得ですね。

その後4世紀のローマ帝国のコンスタンティヌス帝が、今度は夢のお告げでこの街をローマ帝国の首都にすることに決めました。コンスタンィヌスはここを「新ローマ」と名付けたかったのですが、なぜか浸透せず、結局コンスタンティノープル(コンスタンティヌスの都)という名前で落ち着きました。

今のアヤ・ソフィアやヒッポドロームに相当するものがあったのも、コンスタンティヌス帝時代から。その後1500年以上世界有数の大都市であり続け、今に至るというわけです。

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メールマガジン「古代遺跡な日々」Vo.280 PC用
2008/11/12発行 *毎週水曜発行
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☆トルコ3大遺跡のすべてがここに…!
―エフェス、パムッカレ、カッパドキアを巡る
http://www.kodai-iseki.com/travel/t059ep_pam_cap.html