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■トルコのペルガモン展を岡山と東京で開催
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●展覧会「ヘレニズムの華 ペルガモンとシルクロード」
9/6(土)〜11/3(月・祝)
岡山市立オリエント美術館にて
*東京を巡回
http://www.city.okayama.okayama.jp/orientmuseum/pergamon/pergamon.html
ベルリンのペルガモン博物館から、ヘレニズム都市ペルガモン(トルコ)の出土品が展示されるそうです。これは珍しいですね!

【CALENDAR】 2008年9月24日(水)〜10月1日(水)
▼新刊「古代世界四つの遺産」
ニュートンプレス刊、2415円
現在予約受付中!雑誌Newtonの別冊だけあって、内容は期待大です。

▼展覧会「21世紀の大発見 よみがえる黄金文明展
ブルガリアに眠る古代トラキアの秘宝」
9/13(土)〜11/7(金) 北海道立近代美術館にて
http://www.aurora-net.or.jp/art/dokinbi
トラキアの黄金マスクって、シュリーマンが発見したアガメムノンの黄金マスクにどこか似ています。ひょっとして何か関係が?!

▼ストーンヘンジは療養所だった?!
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200809230021.html
新たな発掘の続くストーンヘンジですが、「中央のブルーストーンには病気を癒す効果があり、各地から病人が巡礼に来ていた」という説が持ち上がったそうです。遺跡近辺で、生前けがや病気だったと思われる遺骨が多数発掘されたからだとか。

【EPISODE:ペルガモン】
ペルガモンといえば、ベルリンの「ペルガモン博物館」にある「ゼウスの祭壇」レリーフが有名ですが、歴史的に見ると、その「図書館」が注目されます。

紀元前後の地中海世界では、エジプトのアレキサンドリアが圧倒的な先進都市でした。ペルガモン王国のエウメネス2世は、「大都会アレキサンドリアに負けない図書館を作ろう」と、蔵書2万冊を誇る大図書館を作り上げたのです。エジプトに比べるとペルガモン(現在のトルコ内)は湿度が高いので、ちゃんと空調にも気を使っていたそうです。

これが気に入らないエジプトは、ペルガモンへのパピルス輸出をストップしました(当時の本は皆エジプトのパピルスで作られていたのです)。ペルガモンは負けじと「羊皮紙」を考案。英語で羊皮紙はparchmentと言いますが、これはペルガモンPergamonの名が語源になっています。エジプトのつまらない嫌がらせのせいで、ペルガモンは余計有名になってしまったというわけです。

ちなみにペルガモン図書館の蔵書は、ローマのアントニウスがここを征服した際、エジプトのクレオパトラにプレゼントしたといわれています。

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