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■「ガリア戦記」に新訳登場!まだまだ続く古代ローマブーム
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●新刊「ガリア戦記―新訳」
ユリウス・カエサル著、中倉玄喜訳、PHP研究所刊、2100円
カエサル自身が書いた、自分自身の戦いの記録。約2000年も読みつがれ、しかもなお新訳まで出てしまうんですから、すごいですねえ…。

【CALENDAR】 2008年2月20日(水)〜2月27日(水)
▼NHK探検ロマン世界遺産「興亡の中国王朝 皇帝たちの夢〜始皇帝陵・万里の長城・故宮」
(再)NHK総合 2/22(金)4:05〜4:50
先週に続き、今週も再放送します!

▼NHK探検ロマン世界遺産「驚異 岩の教会 15万の大巡礼〜エチオピア・ラリベラ〜」
NHK総合 2/23(土)20:00〜20:45
(再)NHK総合2/27(水)15:00〜15:45
(再)NHK総合2/27(水)深夜0:45〜1:00
独自の正教が栄えているエチオピアでは、12〜13世紀に岩窟教会が作られたそうです。時代的にはトルコのカッパドキアに近いですね…!

【EPISODE:カエサルの名前】
ユリウス・カエサルという名前は非常に独特なもののように思えますが、それは恐らくラテン語読みだからで、イタリア語で言うと「ジュリオ・チェザーレ」。現代のイタリアでも、ごく普通にありそうですよね。これを英語で言うと「ジュリアス・シーザー」で、シェイクスピアの作品のタイトルとしてもよく知られています。

「カエサル」という言葉は、ドイツでは「カイザー」、ロシアでは「ツァー」となり、皇帝を表す一般名詞として使われるようになりました。「ユリウス」は「7月」を表す英語Julyに使われていますね。

日本語の「帝王切開」も、実は英語の「シーザーの手術」から来ているのだとか。これは、「カエサルは世界で初めて帝王切開で生まれた赤ん坊だから」なんて、まことしやかに言われたりしますが、どうもそういうことではないらしく、ラテン語の「切る」という語と「カエサル」という言葉が似ていたことから、間違って使われるようになったのではないか、という話です。

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