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■■ヒエログリフ講座・ヒッタイト語講座を開講!■■
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●エジプト・ヒエログリフ講座
11/24〜3/15(11/21申込締切)
●ヒッタイト語講座
12/2〜〜3/16(11/30申込締切)
中近東文化センター(東京都三鷹市)にて
http://www.meccj.or.jp/
*ちょっと行きづらいところにありますが、日本国内ではなかなか見られない、古代オリエントの逸品がある、中近東文化センター。講座に参加しつつ展示品をじっくり楽しむのもいいですね。

【CALENDAR】 2007年10月24日(水)〜10月31日(水)
▼新刊『複数の「古代」』
神野志 隆光著、756 円、講談社現代新書
*「古事記」と「日本書紀」が微妙に違うのはなぜ?たまたまそうなっているから…というのではなく、ちゃんと説明してくれるのって、いいですよね。

▼新刊『旅の比較文明学―地中海巡礼の風光』
吉沢五郎著、世界思想社教学社刊 2730円

【EPISODE:楔形文字】
エジプトで使われていたのは、ヒエログリフで書く古代エジプト語。それでは、メソポタミアでは…?「楔形文字!」と思い浮かぶ方は多いでしょうが、では、それが何語なのかというと、実は時代や地域によって違うんです。

楔形文字は、そもそもシュメール人が発明した文字のようで、楔形文字で書かれたシュメール語は、「世界最古の書かれた言語」なんていわれていたりします。今から5500年くらい前になりますね。

次にメジャーなのがアッカド語。バビロニア帝国やアッシリア帝国といった、古代の大帝国で使われていた言葉で、当時の世界共通語にもなったと言います。

その後ヒッタイト語など、古代アナトリアの言葉も楔形文字で書かれていますね。しかし、やはり縦横に刻む線の組み合わせで表現する方法が大変だったのでしょうか、やがてアラビア半島から発したアラム語・アラム文字に、取って代わられてしまったのでした。ちなみにこのアラム語が、イエス・キリストが話すのに使っていたとされる言葉です。

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メールマガジン「古代遺跡な日々」Vo.233 PC用
2007/10/24発行 *毎週水曜発行
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☆アラム語が現代に生きる村マルーラを訪問!
シリア現地ツアー2泊3日
http://www.kodai-iseki.com/travel/s039d_p_q.html