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■■考古学会騒然!「世界最古の壁画」をネットで見よう!■■
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●NEWS:シリアで世界最古の壁画発見!
http://news.yahoo.com/s/nm/syria_painting_dc;_ylt=AqRM1jfGGhbUTW0zOiuZJf1FeQoB
*1万1000年前のもの。近代の作品みたいで、ちょっと驚きです。

【CALENDAR】 2007年10月10日(水)〜10月17日(水)
▼世界美術館紀行「古代エジプト 三千年の謎を解け〜ルーヴル美術館(6)」
NHK BShi10/17(水)10:51〜11:16

▼新アクロポリス博物館への引越し準備
アクロポリスの丘の上の博物館から、400m離れた新博物館へ、展示品の移動準備が始まりました。今年中に開館という公約は、ついに現実のものに?!

【EPISODE:最古の壁画】
先史時代の壁画といえば、スペインのアルタミラ洞窟壁画や、フランスのラスコー洞窟壁画が有名。これらも1万年以上も前の、「世界最古の壁画」です。中にはフランスのショーベ洞窟壁画のように、約3万2000年も前の作品とされているものもあります。

「古い絵画だからプリミティブなものでは」と思いがちですが、実は牛や馬など、とってもリアルに描かれています。中には、「手前を大きく、後ろを小さく」という遠近法を使っていることも…!

この時代の絵画は、壁を飾ったり楽しみのために描かれたわけではなく、神に捧げるためのもの。洞窟の奥とは、一種「母なる大地の子宮」で、火をおこすのも容易でない時代に、たいまつを灯してわざわざそこまで行って、絵を描いてきたわけですね。

だから、プリミティブな絵画で牛だかイヌだかわからないような絵では、ありがたい捧げ物にはならないわけです。人々は神に立派な動物を献上するため、壁面から飛び出してきそうな見事な獲物を描いたそうです。

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メールマガジン「古代遺跡な日々」Vo.231 PC用
2007/10/10発行 *毎週水曜発行
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ダマスカス市内とパルミラ1泊2日観光
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