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■■ミイラとツタンカーメンの新刊!ザヒ博士の著書2冊登場■■
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●新刊「黄金王ツタンカーメンの素顔―世界初のCTスキャン調査」
ザヒ・ハワス著、吉村作治・西坂朗子訳、アケト刊、2800円
●新刊「黄金のミイラが眠る谷」
ザヒ・ハワス著、馬場匡浩訳、アケト刊、2800円
来日して講演も行ったエジプト考古庁長官ザヒ・ハワス博士の著書が2冊同時に登場!2005年に行われたツタンカーメンのミイラの調査の様子が明らかに…!

【CALENDAR】 2007年8月8日(水)〜8月15日(水)
▼NHK世界遺産「砂漠が生んだ驚異の文明〜ぺトラ・パルミラ・シバーム〜」
NHK総合8/10(金)16:05〜16:48

【EPISODE:ぺトラと聖書】
「新・世界七不思議」にも選ばれたぺトラは、古代の遊牧民ナバテア人の都であると同時に、聖書、特に預言者モーセゆかりの地でもあります。

まず、観光名所となっている「モーセの泉」は、モーセがイスラエルの民を率いて砂漠をさすらっていたとき、岩をたたいて水を湧き出させる奇跡を行ったところ。

また、モーセの姉妹ミリアムが死んだのがこの辺とされています。丘の上に作られた彼女の墓は、4世紀ごろまで「聖地」として巡礼を集めていたそうですが、その後確かな場所がわからなくなり、現代の学者の中には、「エドディル」という山の上のほうの建造物こそ、彼女の墓だと言う人がいるとか。

ぺトラのすぐ近く、「ホル山」は、モーセの兄アロンの墓があるところ。頂上には現在イスラムのモスクがあり、白く輝くドームが目印となっています。

さらに、ぺトラよりずっと北のほうにあるのが、モーセの死んだ場所として名高い「ネボ山」。ところが肝心のモーセの墓は、聖書では「どこにあるかわからない」ということになっていて、後世の人もあえてモニュメントを作りませんでした。その一方で、エジプトやインド、そして日本と、「モーセの墓」を名乗るところが、世界各地に存在したりするのですが…。

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