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「エジプト遺跡WalkingガイドVol.5」
発刊記念

エジプト発掘最新情報2009
Latest Excavations
in Egypt


ハワード・カーターがツタンカーメンの墓を発掘してから約90年、今なお新しい発見が続くエジプト。

近年の目覚ましい成果の中から、最も興味深い発見を見ていこう。



王家の谷、新しい墓の発掘現場


王家の谷で新たな墓を発見!
2006年、ツタンカーメンの墓発見からなんと84年ぶりに、ルクソールの王家の谷で、新しい墓が発見され、KV63というナンバーがつけられた(ツタンカーメンの墓が、KV62)。ツタンカーメンと同時代の高貴な女性の棺があり、アクエンアテンの側室でツタンカーメンの母とされるキヤの墓?! それとも、ツタンカーメンの王妃アンケセナーメンのもの?!と、さまざまな憶測を呼んだのである。現在のところ、決め手はなく、現在は一種の者置き場では?という説が有力になっている。

一方で、同じ王家の谷で
KV64の存在も確認され、これはアクエンアテンの王妃ネフェルティティの墓では?と推測する人がいる。さらにKV65と呼ばれる墓もあり、当分の間、王家の谷から新しい話題が途絶えることはなさそうだ。

ツタンカーメンの母の墓?!KV63

クレオパトラの墓を特定?!
古代エジプト王朝最後の女王、クレオパトラは死後エジプトに埋葬されたと考えられている。これまで場所に関する具体的な証拠が出てくることはなかったが、エジプト最高考古庁のザヒ・ハワス博士は、アレクサンドリア近くのタップ・オシリス・マグナにクレオパトラの墓の可能性があると主張、これまでにクレオパトラの胸像などを発見している。

ここは 古代ローマの歴史家プルタルコスが、クレオパトラとアントニウスの埋葬場所と記述した場所。ひょっとして正規の大発見があるかも…?!



アマルナ・プロジェクト
アマルナ宮殿古代エジプト王朝の中でただ一人、一神教を信じた異端の王アクエンアテン。彼の建てた都アマルナは、長年放置されていたが、18世紀からヨーロッパ人が再注目し、現在にいたるまで発掘が続けられている。

現在まで、アクエンアテンの宮廷や重臣たちの墓を調査・復元。近年も南の墓の近くで新しい墓地が見つかっている。川べりでは博物館とビジターセンターも建設中、新しく生まれ変わったアマルナの姿が見られる日も、そう遠くないかもしれない。


日本の考古学者も活躍!
吉村作治氏らによる早稲田大学古代エジプト調査隊が、エジプトのダハシュール北や、アブシール南を調査してきたことは、よく知られている。2005年にはダハシュール北で、未盗掘のミイラとしては最古級といわれる「セヌウのミイラ」を発見。青い美しいミイラマスクをかぶっていたことで話題になった。

そのミイラマスクを含む「吉村作治の早大エジプト発掘40年展」は、日本各地を巡回したのち、なんと本国エジプトのエジプト考古学博物館へ!日本の考古学者の活躍ぶりを、エジプトを訪れる世界中の観光客に紹介することとなったのである。最近は、ギザのピラミッドのそばに眠る「第二の太陽の船」を発掘・復元するプロジェクトが進んでいるとのこと、完成が待ち遠しい。


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エジプト遺跡Walkingガイド


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蘇る「王家の谷」




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ラムセス2世の
足跡をたどる旅



カイロ発!アマルナ・アビドス・ルクソールを訪ねる7日間